老後の資金は、いくら必要なのか？試算してみたところ②

夫のマシュウです。

前回の報告で、家計調査を参考にしながら、生活費の収支を出してみました。

その結果、毎月約１５万円の赤字がでることと、どこに原因があるか、おぼろげながら見えてきました。

今後生活上の改善点はあるにせよ、まずは、現状で推移した場合の必要な資金額はいくらになるか、試算しました。

このままで推移したら・・・

毎月約１５万円を貯蓄から補填するとして、毎年約１８０万円が必要になります。

単純に、私が男性の平均寿命８０歳まで生きるとしたら、そのとき妻は７５歳。

これからの人生を、エポックで見てみると、

・まず、妻の年金が出る６５歳になるまでの今後５年間に必要な資金は、

約１８０万円×５年＝約９００万円

・妻の年金が出た後、私が８０歳、妻が７５歳になるまでの１０年間は、

約１８０万円×１０年＝約１，８００万円

・妻が７５歳から女性の平均寿命８５歳までの１０年間を一人で生活するとした場合は、

収入は遺族年金のみで約１０万円として、支出を２０万円、差し引き１０万円の補填をするとして、年間約１２０万円。１２０万円×１０年＝約１，２００万円

合計すると、残りの人生で必要な資金は約３，９００万円とでました。

以上の試算は、二人が元気で自宅に住んでいて、ピンピンコロリの状況の場合に該当します。

今後病気のリスクが高くなることを考え、さらにもしも、どちらかまたは二人が介護施設のお世話になるとしたら、どうなるのでしょうか？

介護施設の費用はどのくらい？

現在、両親が病院や介護施設のお世話になっています。

病院なり、介護施設への月々の支払いにより見えてくるのは、月々一人１５～１８万円程度は必要になるということです。

病院であれば、高額療養費として負担上限額が決まっていますが、介護施設に入ると全額持ち出しとなる可能性が高いです。

ここはサクッと、一人２０万円かかるとして、年間２４０万円ものお金が必要になる計算です。

健康寿命が７５歳、男性の平均寿命8０歳として、人生の最終コーナー５年くらいは病院・介護施設のお世話になるものと考えます。

私の場合、２４０万円×５年＝１，２００万円必要だということになります。

この間、妻の生活に年金をあてることとしますので、介護費用は全額貯蓄からと想定します。

さて、妻の場合は健康年齢７５歳から女性の平均寿命８５歳までの１０年間を病院・介護施設のお世話になるものと考えます。

妻の場合、２４０万円×１０年＝２，４００万円必要になります。

人生の最終コーナーからフィニッシュまでに、計３，６００万円準備しなければならないということになります。

老後の資金はいくら必要か

今後、病気などのリスクもあるものの、医療保険等でカバーできる範囲の治療にとどめることとし、収入の前提条件は、年金が頼りですので、現在の公的年金制度が維持されることとして、試算しました。

先ほどの計算結果から、

私たち夫婦がそれぞれ健康寿命までは今の生活水準を保ち、その後は介護施設などのお世話になることが現実的だと考えると、

・今の生活水準で約１５万円×１２月×１０年＝約１，８００万円

・健康寿命後の最後の１０年は病院・施設のお世話になるとして、先ほど計算した約３，６００万円が必要になりますから、ここから、年金収入を月１０万円として１０年分を差し引くと、１，２００万円を補填して、差額約２，４００万円の資金が必要となります。

結局、余裕のある老後をおくるには約４，２００万円の貯えが必要だということになります。

二人が平均寿命まで元気に暮らせる場合の３，９００万円より３００万円ほど多くなります。

介護施設の費用も考えておくことが必要ということですね。

したがって、家計調査による貯蓄額２，３００万円では生活資金が足りなくなるということになります。

親の生きざまを鏡に、万が一、二人が介護施設に入所しても賄える程度は準備しておきたいところです。

妻アン様・・・

我が家の貯蓄はいかがでしょう？

もう少し働かなくちゃいけないかな？・・・

それより、今の生活を見直して、削れる経費はないのか、精査することが先ですかね？