移住前に【最後の面会】を・・・

夫のマシュウです。

わが家の首都圏への移住計画は着々と進んでいるのですが、

一方で、心残りが、私の田舎に一人残って暮らしている「母親」のこと。

冬の間は、帰省の足となるJRが雪害に見舞われることが多くなって、

時間通りたどり着けるか心配なものですから、移動は控えてきました。

首都圏移住話が出たのが今年に入ってからということも重なり、

また、お世話になっている特別養護老人ホーム(特養)からも、

特段、連絡が来ないことをいいことに、

ヒグマの冬眠のように冬期間の帰省自粛期間?に入っていました。

その間に移住計画が進んで

ついに決定の運びとなっていました。

目まぐるしく動いたわが家のなかで、唯一時間が止まっていたのが、

母親の暮らす田舎の情報!

母親の動静を気にしつつも連絡も取らずに過ごすうちに春を迎える頃となりました。

ようやく春の気配を感じたヒグマが巣穴から出てくるように、

私たちも田舎の母親を案じるようになります。

わが家のマンションの買い手も見つかり、ひと段落したことで、気持ちの余裕もできて、

4月になったので、移住する前に母親に会っておこうと、帰省することを決めました。

妻は・・・

特養の管理者に電話をかけ母親の近況を聞くことにします。

普段様子を見ている看護師さんに電話を代わると、

2週間ほど前に、尿路感染症を患ったけど、抗生剤を投与してすぐに回復したこと。

つい2日ほど前にも食欲がないと訴えていたと言いますが、

その後になって食事もたいらげ、元気が回復したことなどを聞きました。

いろいろあったようですが、

以前も同じ症状が出たときは、すぐに私に電話連絡が入りました。

あのときは食事を摂ることができなくなって、点滴を3,4日ほど施して抗生剤を投与したり気力も体力も弱って、先行きを心配させる内容でしたが、

今回は抗生物質の投与で済み、軽かったようで電話連絡もありませんでした。

もう、いつものことの繰り返しになっているようです。

看護師さんからは・・・

元気で暮らしているものの、会話のなかで『一人でさびしいと口にしている』

『家に帰りたいけど誰もいないから』と母親の気持ちも伝えられます。

それを聞いて、妻は

「今月の中旬に訪ねるので、あと18コ寝ると会いに行くからねと伝えてくださいますか」

「そして、一人じゃないよと・・・」

看護師「それを聞くと喜ぶと思いますよ~!」(笑)

電話で様子を聞いた妻は?

「パパ、おばあちゃんの大好きなものを持って行ってやろうね」

「黒糖をなめって楽しんでもらいたいし、タラコと松前漬けで

ご飯をたくさん食べてもらおうね」

妻の方も、18コ寝たら会えることを楽しみにしているよう(笑)

妻「早くJRとホテルを予約しておいてよ」

私「まだ2週間以上もあるんだから、早いっしょ」

妻「いいの。早くやってよ!」(笑)

ところで・・・

妻「もうすぐ北海道を離れて本州に移住することは言えないね」(^^;)

「これから、おばあちゃんに絵はがきを書くときは住所を書かずに

私の名前だけ書いて送ることにしようかな」

私「札幌の住所のままでいいんじゃない?返送されるときは新住所に転送されるんだし」

後ろめたさをわずかに感じながら、私たちは自分たちの人生を優先したいと決めた移住。

でも、何かあったら、空を飛んで駆けつける方が早いんだからと、割り切ることにします!

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コメント

  1. 沙羅 より:

    こんにちは(^▽^)/

    お母様の事は気になりますよね!?
    札幌からと首都圏からと行く距離は違っても
    時間的には首都圏からの方が早いというのは良い事だと思います。
    高齢になるといつ何があるか分からないので
    これも気になります。
    でも、特養でしっかり診てもらっているので
    一番安心かと思います♪

    • ともに白髪の生えるまで より:

      沙羅さん、コメントありがとうございます。マシュウです。
      高齢の親で離れて暮らしていると何かと心配ですが、
      特養でお世話になっているのが安心ではあります。
      首都圏からのほうが時間距離が近いということがわかり
      これも安心して移住決断した理由でもあります。
      沙羅さん、こんばんは。アンです(*^-^*)
      義父も私の父も施設に入所していましたので安心でしたね~。
      遠く離れてしまいますが、
      義母のところにも今と変わらず、面会に行こうと思ってます♪
      たくさん笑わせちゃうつもりです!