夫のマシュウです。
2月に母親が入院、3月には父親も入院するという事態になり、
両親から私は「家計の管理」を任されるようになりました。
毎月の病院の「医療費」の支払いに加え、実家の維持にかかっていた「公共料金」などの
支払いもする中で、毎月どの程度の費用がかかり、二人の年金収入でどこまで賄えているのか・・・???
急に入院するという事態を乗り越え、ようやく終の棲家としての、特別養護老人ホーム(特養)への入所で落ち着くことができた今、これまでの「収支」をまとめてみました。
そして、今後の「収支の見通し」を立ててみました。
ひとつには、
今後「両親の貯え」の中で、やりくりができるのかどうかの見通しを立てたいということ。
ふたつ目には、
私たち夫婦の老後に、同じような事態が生じた場合の参考にするためです。
収入の部
【年金収入】
二人の収入は、年金収入しかありません。
これは預かった預金通帳の振り込み欄を確認すれば一目瞭然。
地元の企業で60歳まで働いていたサラリーマンの父親は厚生年金を受給していますが、
母親はパートで働いていたとはいえ国民年金しかありません。
したがって年金も、二人合わせて2カ月で42万円程度です。
つまり、ひと月21万円で生活していることになります。
【高額療養費返還分】
1カ月に支払う医療費の自己負担額の限度額が決まっていて、
限度額を超える分は返還されます。
これは「約3カ月後れで清算」されます。
4月の医療費支払い額20万円に対して、返還分は4万8千円。
5月の医療費支払い額13万円に対して、返還分は8千円。
10月末現在では、まだ6月以降の分は受け取っていませんので、以降は不明です。
支出の部
入院後の主な経費は、「医療費」と「公共料金」です。
【医療費】
「外来診療費」と「入院費」があります。
これは毎月の請求がありますので、預かった通帳から支払っています。
これには、1日3回の食事代も含まれています。
3月から9月までの「二人分の医療費は月平均22万4千円」になりました。
【公共料金】
実家の電気、ガス、水道、灯油、電話、NHK等の公共料金は、
入院前は月々平均で5万円程度支払っていました。
入院後は、
☆電気の使用料は冷蔵庫だけとなったこともあり、3千円程度に激減。
☆ガス代は、解約したことによりゼロ円に。
☆水道料金も私たちの帰省の時に使う程度なので基本料金レベルの2千円程度に。
☆灯油代も使用していないので、ゼロ円に。
☆電話料金は2千円程度に。
☆NHK視聴料は解約したことによりゼロ円に。
ということで、公共料金は「月々8千円程度」と、
入院前に比べ4万2千円程度の減少となりました。
収支は?
【毎月2万円の赤字】
この結果、二人の入院後の収支は、「年金収入-医療費-公共料金」と計算すると、
月平均「約2.1万円の赤字」となりました。
この赤字分を両親の貯えから減らしていくことになります。
今後はどうなる?
10月からは、二人ともに特養での生活となりました。
特養の契約書では、一人の基本料金が9万6千円で、ほかに嗜好品や理美容費など発生の都度加算されます。
ほぼ、医療費と同じレベルで推移するものと見積もっています。
両親に十分とはいえないまでも「貯えがあったことが救い」です。
貯蓄を食いつぶさないためには、何とか、今までと同じレベルの出費で済むことを願うばかりです。
私たちの教訓
施設に入ることになった場合は、施設に支払う直接経費の予算を組んでおく必要があります。
他に、家を処分しなければ、家の維持費が継続して必要となります。
公共料金も固定資産税などは毎年それなりの金額を支払わなければなりません。
年金受給者であっても、医療保険の負担もあります。
いずれにせよ、両親の医療費等の支払いを通して、また介護施設にお世話になった場合でも、「年金収入だけでは心もとない」ことがわかりました。
今のうちから「貯えを計画的に準備していくことが肝要」だということを学びました。