夫のマシュウです。
私たち夫婦も歳を重ねるにつれていろいろな不安が募ってきます。
そのひとつに、これから先の終の棲家はどこになるのか?
マンションで最期を迎えることができるのか?
はたまた介護施設のお世話になるのか?
が話題になります。
その前に、病気で入院しているときに逝きたいなどとも思ってしまいます。
何が私たちにとってベストなのか?
生命保険などは全部解約してしまったので、生活原資は年金とわずかな貯えのみ。
果たしてそれで賄えるのだろうか?
その参考になるのが・・・
私の田舎町にある特別養護老人ホーム(特養)で暮らす母親です。
母親は94歳!
医療保険制度は「後期高齢者医療保険制度」と「介護保険」のお世話になっています。
母親は、はじめは、家で倒れて病院に運ばれ治療を受けていましたが、
半年後には治療する必要がなくなったということで退院出来ました。
しかし!
同時に「要介護5」の判定を受けて、
そのまま地元の特別養護老人ホーム(特養)に入所!
この間、地元の病院に入院している間は、年金生活している親にとっては
医療費の支払いが大きな負担にもなりました。
そのとき、病院で示されたのが「高額療養費」の支給制度のパンフレットでした。
毎月の医療費の支払い額が自己負担上限額を超えると超えた分が返還されるので、
これには助けられました。
しかも
年間を通して支払った医療費が自己負担上限額を超えた場合には、
これまた超えた分が返還されることになっています。
両親がともに入院していたときは、二人分の医療費の支払いが大きくのしかかっていましたので、これらの制度には助けられたものでした。
高額療養費というと
厚労省がひと頃、医療費が高額になった場合に患者の自己負担を抑える
「高額療養費制度」の自己負担上限額を引き上げる方針を発表していましたが、
患者団体などからの反対で8月からの実施を見送ると発表したのは記憶に新しいところ。
わが家では、一度二度の通院程度の医療費しか支払ってませんので、
「高額療養費制度」のお世話にはなってませんが、
両親のように高齢になるにつれ必要になる制度かもしれません。
その父親もすでにこの世にはいなく、現在は、母親が要介護4に認定されていて、
地元の特養に入ってもう6年以上にもなります。
特養からは、毎月12万円ほどの費用が請求され支払っています。
新年度に入ってから
母親が暮らす町役場から通知が届きました。
令和5年8月~令和6年7月の期間の「高額介護合算療養費」の支給対象になっているとのことです。
この制度によると、1年間に支払った「医療負担額」と「介護負担額」を合算して、
個人で負担する限度額を超えた額を「高額介護合算療養費」として返還されることになっています。
母親の場合は、年金収入が少ないので「住民税非課税世帯」です。
年間の負担限度額は19万円ですので、これを超えた分が返還されるといいます。
昨年度分の返還分は5万円強でしたが、今年度分は2万円弱になっていました。
このところ
体調も安定していて、今回の計算期間中には病院に入院することもなく
特養で平穏に暮らしているので、このような金額になっているものと思われます。
今年に入ってからは「看取り介護」に切り替えてもいますので、医療保険や介護保険の利用はさらに負担額は減っていくものと思われます。
高額介護合算療養費の返還額が少なくなるということが健康である証でもありますが、
もう医療保険や介護保険のお世話になれないということでもあるように思えるのですが(^^;)