夫のマシュウです。
離れて住む両親が、介護施設のお世話になって、早や半年が過ぎようとしています。
1月、新年の挨拶かたがた、施設を訪ねてからも3カ月が経過・・・
冬の間は、降雪のせいで交通機関のダイヤが乱れるので、訪問を見合わせていました。
特に父親は「冬は危ないから来なくていいぞ!」と言ってくれていたのです。
二人の健康状態も安定していることだし、頻繁に見舞わなくてもいいかな
とも思っていたのですが・・・
母親からの電話
3月末のある日のこと・・・
いつもは、職員さんの迷惑になるからといって、電話などしない母親から、
たまたま訪問した親戚のスマホを借りて、私に電話してきました。
親戚「〇〇ちゃん、今、電話、大丈夫?おばちゃんが言いたいことあるらしいんだけど、
替わるね」
といって電話を替わりました。
母「あんた、今度、いつ来るの?」と開口一番、聞き取りにくい低い声が聞こえてきました💦
私「今、ちょっと忙しいから、4月に入ったら行きたいと思ってるんだけど・・・何かあったのかい?」
母「ううん、急ぐことじゃないけど、父さんが、もう小銭がないって言うんだよ」
私「お金がないって?」
母「父さんが、ジュースを買うお金がなくなったと言うんだよ」
3月も終わるというのに、まだ顔を見せないから「あいつら、俺たちのこと忘れてるんじゃないか?」とまで、父親が言ってるらしいのです(>_<)
父親の悪態?
どうやら、お金が無くなったことで、悪態をついているらしいのです💦
前回、訪問した時は、お小遣いを手にして、
父は「しばらく来なくていいぞ!冬は雪が多いからな」と笑って言ってたのに・・・
まあ、自分勝手なこと!(>_<)(笑)
施設でも、週に何度かは、町のスーパーで買い物のあっせんをしてくれているようで、
毎月、「買い物の請求書」が私の所に送られてきます。
私が通帳を管理して、毎月の支払いを任されているのです。
その明細を見ると、結構、嗜好品を買っていますので、
ジュースくらい、スーパーに頼めばいいのにって思ってしまいます。
買い物好きな父親
施設には飲料の「自動販売機が」ありますので、自分で好きなものを品定めして、
現金を投入してボタンを押すという行為自体をしたいのかもしれません。
そういえば、以前にも、親戚が訪ねてくれた時にも、父親が親戚からお金を借りて
自動販売機で目当てのジュースを買ったものの、飲まないで、
傍らに置いたままになっていたとの話を聞いたことを思い出しました(笑)💦
快適な入所生活とは?
本来は、介護施設では入所者が現金を持つことに制約があります。
入所者間や、施設側との「トラブル」を嫌ってのことでしょう。
私たちにも、現金を盗った、盗られたというトラブル話は、聞こえてきます。
ですが、介護施設でも、実家にいる時と、あまり環境を変えずに過ごしてほしい
と思うのは、人情じゃないかとも思ってしまいます(-_-;)
特に、父親は「買い物」が「趣味」のような人でした。
母親を連れて、ドライブかたがた、遠出して買い物をするのが楽しみでもありました。
そのような日常を奪われて?ストレスが溜まるのも、もっともな話だとも思ってしまいます。
施設のお世話になるということが、イコール自由を奪うということではないはずです。
何もしないで、老いていくのを待つという苦痛を与えてはいけないとも思うのです。
私たちが高齢になって、このような施設にお世話になることもあると思いますが、
施設での暮らし方をもっと「人間的」に「快適」にすべきなんだろうとも思った一件でした。
「現金を扱わせない」じゃなくて、現金の扱いの「管理の仕方を工夫する」
そんな知恵がほしいものです(^^)/