ここでもマナーが問題💦

夫のマシュウです。

先の参議院選挙では、

地域社会で外国の方と共生することで生じている問題が争点になりました。

観光客インバウンドが増えて、今、オーバーツーリズムが問題になっていて

地元住民の生活が脅かされているとか。

加えてマナーが悪いとかで社会問題にもなっています。

マナーといえば

私の数少ない趣味のクラシック音楽鑑賞でも言われ始めました。

「早すぎる拍手」という問題です💦

とある演奏会で演奏が終わった瞬間に、拍手が鳴ったといいます。

演奏されていた曲は楽器の音が途絶えても楽譜は休符まで続いているということで、

音が鳴らない休符も演奏の一部でした。

あわてて指揮者が拍手を制し「聴衆のマナーの問題」がニュースになっていました。

しかし

作曲家の意図を知らなかったとしたら、

拍手してしまった聴衆を責めることはできるでしょうか?

マナーも知らないでやってしまう間違いはあるもので、

クラシックの演奏会で、演奏途中で拍手してしまうことってよくあることなんです。

札響の会員だった私

コンサートホールキタラで、

確かチャイコフスキーの交響曲第6番「悲愴」第3楽章の最後は華々しく終わるのですが、

感極まったのか?拍手がホール内に響きました。

え?ここで拍手?💦

これから悲愴を象徴する第4楽章が始まるのに・・・と思いましたが、

演奏が素晴らしくて感動したのでしょうから、まあ、仕方のないこと。

ですが、余韻をかみしめたいと思っている大多数の聴衆には迷惑な行為でもあります。

私も知ったかぶりをして?演奏が終わると同時に拍手することはよくありました💦

余韻を楽しみたいのに・・・と思うこともしばしばでした。

ですが、聴衆には曲を理解してきてる人ばかりではないということ。

私だって知ってる曲なんて少ないので、他人のことは言えたものではありません。

札幌時代に通っていた札響の定期演奏会のプログラムには、

「聴くときのマナー」が書かれていました。

クラシック演奏会のマナーは教えるべきです。

先の演奏会での早すぎる拍手問題

事前に「曲の意図を説明」して拍手を控えることをお願いしていたのかどうかが問題です。

さらに、特にクラシックなどは、初めて演奏する曲や聴く機会の少ない曲などは、

演奏側で、もっと、聴きどころを知ってもらう努力も必要ではないかと思っています。

そういう努力がないことから?コンサートに足を運ぶには敷居が高いと感じるでしょうし、

クラシックはどうもわからないということで敬遠されることもあるのでは?

テレビでも

クラシック曲を紹介する番組もありますが、

自分が聴きに行くコンサートとは関連していません。

クラシックの面白さを広げるためには演奏会前に曲の聴きどころを紹介する

ユーチューブ動画などあってもいいのではないかとも?

CDなどで耳で聴くのと目で見て聴くのとでは大違いなんですから。

それぞれの楽器の使われ方とか存在感がよくわかり、

作曲家の気持ちも伝わってくる気がします。

聴く側のマナーと、演奏する側の努力も必要ということじゃないかと思った次第であります。

先日、読響の演奏会に行ってきました。

ホール内にアナウンスが流れ、

「演奏終了後の拍手は、指揮者がタクトをおろしてからにして」と注意が呼びかけられます。

今回のコンサートは、ピアノ独奏にパヴェル・コレスニコフさんを迎え、

チャイコフスキーの「ピアノ協奏曲第1番」が演奏されました。

印象的な序奏からいきなりチャイコフスキーの世界へといざなわれます。

演奏時間全体のおよそ半分の第1楽章はときにエネルギッシュな演奏と、

カデンツアの華麗な独奏に引き込まれます。

若さ溢れる印象的な演奏でした。

鳴り止まない拍手にこたえ

アンコールで演奏されたショパンの「ワルツ第19番イ短調」も素晴らしかった!

琴線に触れるしみじみとしたタッチのすばらしい演奏でした。

休憩をはさんで後半はブラームス「交響曲第1番」です。

ベートーヴェンの後継者とも期待されるプレッシャーの中で

完成までに21年を費やしたという曲。

高評価を得てベートーヴェンの交響曲第10番とも称される名曲です。

指揮者のエドワード・ガードナーさんと各楽器パートのコミュニケーションが伝わってきます。

第1楽章の冒頭など、ティンパニの力強く刻まれる打音で印象的に始まり

バイオリンのコンサートマスターの独奏とホルンの共演は見事!

ホルンの朗々とした響きはアルペンホルンをほうふつさせますが、

この旋律は愛妻クララへの愛を表現したものと言われています。

そう思って聴くと聴き方も違ってくるものです。

演奏が終わり・・・

聴衆は指揮者の指揮棒に集中しています。

演奏の余韻を惜しむように指揮棒がおります。

それを待っていたかのように、拍手がホール全体に広がっていきます。

ブラボーの掛け声も聞こえます。

心に刺さる素晴らしい演奏でした👏

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