夫のマシュウです。
先日、テレビのモーニングショーを見ていて、堀ちえみさんのブログに、ご本人を中傷する言葉や脅迫めいた言葉を書き込んで、警視庁から書類送検された50代主婦の話題が取り上げられていました。
ブログの書き込み騒動
堀ちえみさんといえば、私たち世代にはドラマを通して、「教官!」とか「のろまなカメ」で親近感のあるタレントさんです。
その彼女ががんに侵されて、とても苦労しながら克服してる姿に感動して、
私たち夫婦も陰ながら応援している方です。
そのような方のブログに投げかけた、「心ない言葉の暴力」にはとても怒りを覚えましたし、許せない行為です。
その主婦は謝罪もなく、数回程度の書き込みだったとか、他にも、もっと酷いことを言ってる人がいるとか、言い放ち、
極めつけは「みんながやっているので、いいと思った」でした。
「みんながやっている」が免罪符のように使われていたのです(@_@)
このフレーズを聞いたとき、私の記憶にあるエピソードがよみがえりました。
思い出したのは
昔、私たちの子供が小さかった頃の話です。
子供が母親に携帯電話が欲しいと、ねだったことがありました。
妻「そんなものまだ早いでしょ!」
と突き放したのですが、テキもさるもの、
子供「だって、みんなが持ってるんだよー」
せがまれるときの口説き文句?「みんなが持ってるんだ!」が出ました。
妻「皆って誰なの?名前言ってごらん!」
子供は、2~3人の仲間の名前しか言えず、
妻「ほれ、見なさい!皆なんか持ってないでしょ!」
これで一喝して、その場はおさめました。
が、後日、結局は根負けして、買って与えてしまったんですがね(笑)💦
都合のいいフレーズ
「みんなが持ってる」、「みんながやってる」
大衆を巻き込むときの言葉としては、おおいにありそうです。
使う人によっては説得力も持ってます。
「赤信号、みんなで渡れば怖くない」にも通じますかね。
特に、くだんの主婦のように、ネットで情報を見ていて、自分に都合の良い情報にはたくさんの同じ意見があるだろうと思い込み、それが「みんな」になってしまう。
そうすると、「みんな」がやってる、「みんな」が言ってるんだから、
その中の一人である自分も声を上げて何が悪い、という心理なのでしょうか。
ですから、悪びれない。開き直るんでしょうね。
ネットの「みんな」って誰でしょうか。
見えない相手が言う、責任のなさが怖いですね。
私も使います
私も妻に言ったことがあるんです。
結婚する時、私の貯金は無一文で、結婚式から新婚の家財道具、
ほとんど全てが妻の貯金頼りでした。いまだに頭が上がりません(笑)
でも、家電製品は最新型のが欲しい!(テレビです)
そんな時、使ったのが「みんなが持っているんだ!」でした。
その時の妻は、世間に疎いですから、「そんなものか」と思わせ、
それで押し切ったことがありました💦
私がリタイアしてから夫婦二人で映画をよく観に出かけるようになりました。
映画館での予告編を観て、また来よう!とまではそんなに思わないのですが、
口コミの評判や、テレビなどの評判を目にすると、
妻と「みんなが良いって言うから行こうか?」となるのです(笑)
これも「みんなが・・・」の類ですね。
子供が言う「みんなが持っている」程度なら見破れますし、
私のようなたわいのない「みんなが・・・」なら
罪がなくて許してもらえそうですけどね・・・(笑)