夫のマシュウです。
マンションに移住して2年になります。
札幌駅都心部では、新幹線開業を当て込んだ再開発で
マンションの新築ラッシュのようですが、
わが家の周りには、はるか昔に?札幌市営の地下鉄の開業と時を同じくして
建てられたであろう、築年数が30年から40年を超えるマンションが多くなり、
こちらのほうは大規模修繕工事が目立つようになりました。
今年の春先からは、近隣のマンションでも外装の大規模修繕工事が行われているようで、
建物全体をパイプ足場やネットで覆われているところが目につきます。
この大規模修繕に備えるのが「修繕積立金」です。
自分の生活のための実費負担する管理費と違い、
長い年月をかけて、将来の劣化や修繕のために「毎月一定の金額」を積み立てていて、
マンションの住人が入れ替わっても、新しい所有者へと連綿と受け継がれて
積み立てられます。
古いマンションのなかには修繕積立金のないところもあるやに聞いていますので
将来の大規模修繕が必要になるとき、その負担を巡って、もめるもとにもなるようです。
毎月の積立金は?
家計にも大きな負担になるので、少ないに越したことはないのですが、
築20年を過ぎたわがマンションでも、将来、築26年目、30年目、38年目と
それぞれ「大規模修繕の長期計画」を立てています。
過去に立てた計画は、昨今の物価上昇もあって現実からどんどん乖離してきます。
今後推定される工事費との兼ね合いで、修繕積立金の金額も変わってきます。
我がマンションの管理組合には「修繕積立金のあり方を検討する委員会」があって、
将来、不足するであろう修繕費用と、それをどのように補えばいいかを検討しています。
最近は・・・
戸建て住宅の新築着工件数が減っているという報道を目にしますが、
修繕業界も同じようです。
物価の上昇に加え、北海道で進む新幹線工事や半導体工場の建設などの建設ラッシュで
人手不足なども重なって、建設費の高騰が続いているよう。
こういった要素もこれから影響してくる恐れもあります。
一方で・・・
既存のマンションも大規模修繕期を迎えるところが増えていて、
修繕業者にとっては引く手あまたの状態。
あるマンションでは予定している修繕工事を受注してくれる施工業者が決まらなくて
困っているともいいます。
なおのこと、さらなる「工事費のアップも懸念」されます。
そういう諸事情を勘案した修繕積立金はどの程度まで引き上げられるのか?
我がマンションの検討委員会では「修繕積立金を改定した場合のシミュレーション」を
いろいろ提示しています。
検討委員会では・・・
現在の積立金のままでは「将来の修繕費が足りなくなることが予想」されるので、
★毎月の負担の水準を少し上げるのか?
★一度に大幅に上げるのか?
★毎月の負担額は据え置いて、将来、工事一時金を徴収するか?
などを提示しています。
わが家のような・・・
収入が物価上昇に追いつかない「年金生活者」にとっては、
負担はなるべく少ないのがいいです。
このマンションにいつまで住むことができるかわかりませんが、
できれば、直近の値上幅は小さくして、できるだけ先送りしたいものだと思ってしまいます😓
一時金もできれば負担したくないし・・・
などと、わがままなことを考えます🙇
マンションを所有していると・・・
避けられない「大規模修繕問題」
物価が下がらない限り、工事費も上昇していくでしょう。
マンションの住人も高齢化が進んでいます。
なんとも悩ましい問題です😓