夫のマシュウです。
私たち夫婦は、夜の行動にはめっぽう弱い体質?です。
日々の生活でも、行動時間帯はもっぱら日中に限られていて、
夜は17時過ぎると、お風呂時間から夕食時間、
そして22時ころに寝るまでの間がドラマ鑑賞時間というパターンが出来上がってます。
旅行に出ていても、ほぼ同じ行動パターンでしょうか。
なので、
クラシックに限らず、芸術鑑賞などで夜の7時開演のものが多いのですが、
ほとんど鑑賞したことがありません。
パンフレットなどで、これはイイ!聴きたい!観たい!と思っても、
開演時間を見ては、あきらめるのが常でした。
札幌時代もそうでした
わが家からコンサートホールキタラのある中島公園駅までの行き帰りに1時間以上かかるので、コンサートが終了する9時過ぎに会場を出ると、
家に着くのが11時近くなってることもあり、夜の公演は敬遠してきました。
それなのにですよ
クラシックコンサートのリーフレットをめくっていて、妻の目に留まったのが
「バイオリンの前橋汀子さん」と「クラシックギターの荘村清志さん」の
スペシャル・デュオによる公演で、演奏曲目も良く知っている曲がメインです。
このコンサート、ぜひ聴きに行きたい・・・
当初は、せっかく都内に出ることだし、終演時間も遅いことだから、
その日は都内のホテルに泊まって、翌日、都内の見どころで遊んで来ようか?
と目論んでいたのですが、だんだん時間が経つにつれて、貧乏性が頭をもたげてきます。
妻「ホテル宿泊はお金がもったいないなぁ。遅くなってもいいから家に帰って来ない?」
ということで、夜遅い日帰り?コンサートを楽しむことになりました。
前橋汀子さんの演奏は?
かつて札幌で一度聴いたことがあります。
今でもお元気で演奏活動されていることに感銘を受けます。
荘村清志さんのギター演奏は、これまで聴いたことがなかったのですが、
テレビで拝見したギターの音色に魅せられていました。
一度、生演奏を聴いてみたいと思っていたことが、今回実現!
会場は、わが家から電車と地下鉄利用で1時間ほどです。
全席完売の人気で、見渡す限り?圧倒的にわれらの先輩格のお年寄りが多いようです。
前橋汀子さんと荘村清志さんのファンがそのまま歳を重ねてきたのでしょう。
演奏曲目
前橋汀子さんのバイオリン独奏に荘村清志さんのギターの伴奏で
ドビュッシーの「月の光」から始まって、エルガーの「愛のあいさつ」
ドヴォルザークの「ユーモレスク」など耳なじみのある曲ばかり♪
前橋汀子さんのバイオリン独奏で、
バッハの「無伴奏パルティータ第3番から」3曲演奏されました。
お年を感じさせない、メリハリの利いた演奏でバイタリティ溢れる演奏に感動しました。
後半では、
日本の歌と題して3曲演奏されました。
山田耕作の「赤とんぼ」、成田為三の「浜辺の歌」、北原白秋の「この道」で
郷愁をさそわれる演奏にうっとり♪
荘村清志さんのギター・ソロでは有名なタレガの「アルハンブラの思い出」のすばらしい演奏が印象的♪
熱烈なアンコールに応え・・・
★マスネの「タイスの瞑想曲」
★ブラームスの「スラブ舞曲第5番」
★シューベルトの「セレナーデ」の3曲も演奏していただきました。
これまた耳なじみのある曲でしたので、会場は大きな拍手に包まれ
感動をいただいて終了しました。
もう21時を過ぎてます
妻は、前橋汀子さんのいまだに衰えを知らぬ演奏にたいそう感動したようでした。
さあ、感動の冷めないうちにと、急いで会場を後にして帰宅しますが、
夜も遅いのに電車は通勤帰り客で満員状態!
ようやく家に帰り着き、お風呂に入ってベッドに入る頃には、次の日になっていました。
やはり、夜のコンサートは覚悟が必要かな?(^^)/
