夫のマシュウです。
私は年金生活に入って1年が過ぎましたが、この頃、よく思うことがあります。
最近の「65歳に達した私世代」と「私の親世代が65歳の時」ってどうだったかなと・・・
今から27,8年前って、父親の老けようというか?年輪の刻み方が、
今の私と比較してどうだったろうか?
端的に言って、今の自分のほうが若いんじゃないか?(笑)
私だけじゃなく、今の人たちの方が断然若いんじゃないかと思います。
こういう傾向は、自分の子供と比較してもそういえるのかもしれません。
世代を経るごとに若くなっていくような気がします。
そんなことも関係あるのでしょうか。
いつまで働くか?
最近観たテレビの街頭インタビューで「いくつまで働きたいですか?」という質問がありました。
それに答えたサラリーマンの方に「働ける間は働きたい」と答えている方がいました。
私たち夫婦は「えーっ!」と思わずテレビに向かって反応!
私の選択とは違う、考え方が違う、と思ったからです。
私が勤めていた会社は、60歳定年で、その後、再雇用で65歳まで働くことができました。
それで、年金受給年齢の65歳まで頑張る人が多いわけですが、
私は65歳を待たずに現役を退きました。
働ける間は「働きたい」という心理は?
働けるだけ働くという選択には、いろんな事情があるようです。
一番大きい理由は、金銭的な問題でしょうか?働かないと食べていけない?
年金だけじゃ暮らしていけないという現実的な要因もあると思います。
他には家庭の問題もあるのではないでしょうか?
会社の方が居心地がいい?
家に居られない事情がある?
家に居てもやることがないとか?
自分がゴミ扱いされている?誰に?奥さんに?
金銭問題は別としても、定年が65歳から70歳に延長されても、このような事情が解消されるわけではないでしょう。
長く働くことで、もうひとつの問題があります。
「健康年齢」との兼ね合いです。
日本人の健康年齢は男性の場合は72,3歳だといわれています。
その後の平均寿命までの9,10年間は病気年齢に突入!
70歳まで働いて、退職したとたんに病気年齢が近づくだけではないでしょうか。
働ける間は「働け」という心理
私の場合、定年が近づいたある時、ご近所の奥さんからこう言われました。
「男の人は家に居たらだめ!働ける間は働いた方がいいんだよ」
こういう考えのご家庭はよくあると思います。
「夫は留守で元気がいい」ということを言ってるのでしょうか(笑)
会社勤めの同僚からも言われたことがあります。
「第二の職場はどこですか?決めているんですか?」
体力的には働くことができますが、元気なうちは働くものだという思い込みでしょうか。
それとも働くことが目的化しちゃってるんでしょうか。
本来は働くことは手段で、何かをするために働くということが抜けているような気がします。
妻アンは、私が定年に達するより1年早くやめることに対しては何も言いませんでした(^^)/
むしろ、
「健康でいられる期間はそれほど長くはないのだから、一緒に旅行にも行きたいし、
やりたいことをやればいいんじゃない?」と言ってくれて「退職の決断」の背中を押してくれました。
自分の幸せを考える心理
「自分の人生で幸せとは何か?」
これは、十人十色で正解はないでしょう。
働ける間は働く・・・それもいいでしょう。
しかし、自分は「働きづくめで人生を終わりにしたくない」という考え・・・
テレビの街頭インタビューで「働ける間は、働きたい」発言に
考えさせられる一幕でした(^^)/