夫のマシュウです。
義父はこの夏、89歳で人生を終えました。
最期の棲み家は「認知症対応型のグループホーム」・・・
そこで暮らす義父の姿を、私たち夫婦は「将来の自分」を重ねるように見ていました。
義父の部屋は個室ですが、日中は主にホールでテレビを観て過ごし、
時折、大好きなコーヒーを飲みながら、ヘルパーさんと会話をしているようでした。
他の入所者さんも、体調の良い時は、同じようにホールで新聞に目を通したり、
手作業などをして思い思いの時間を過ごしていました。
しかし、入所者さん同士の会話は、ほとんど聞いたことがなかったのです💦
きわめて刺激の少ない、穏やかといえば、穏やかな時間が流れていましたが・・・
そんな暮らしをしていた義父が亡くなり、葬儀の時に離れて暮らしていた義母に久しぶりに会って、その姿に驚きました(>_<)
身体に少し「震え」が出ていて歩き方もおぼつかない様子。
かかりつけのお医者さんの話だと、どうも「パーキンソン病」の疑いがあるとのこと。
先日読んだ新聞記事で、
「パーキンソン病」は脳内ホルモンのドーパミンを分泌する神経が減るためにドーパミンが出にくくなってしまうために発症!
手足が震える、声が小さくなる、動作が遅くなるなどの症状が出るようです。
その脳内ドーパミンは、仕事や勉強などでうまくいった時の「達成感」や、
頑張った自分への「ごほうび」などで「また頑張ろう!」と感じる時に増えるようで、
そのおかげで、何事も日々継続できるようになっているということ。
私のようにリタイアすると、仕事や勉強での達成感はなくなりますが、
じゃあ、ドーパミンが出なくなるのか?というと、そうじゃないようです。
日常生活での「ときめき」でドーパミンが増えるというのです!
美しい風景や絵画を見た時、心地よい音楽を聴いた時、
もちろん?美人やイケメンにこころをときめかす時💕、
美味しいものを食べてときめく時、
ラグビーワールドカップが盛り上がりましたが、スポーツ観戦で興奮する時など
いろんなことに「ときめく」時にドーパミンが増えるのです。
亡き義父の居たグループホームではどうでしょう?
ドーパミンが増えるようなことをしているでしょうか?
無言で、感動もなく?過ごしている姿を目にして、私たちにも思うところがあります。
夫のいなくなった義母の生活はどうだったのでしょう?
ドーパミンを増やす「ときめき」のある生活だったのでしょうか?
以前、テレビで「アハ体験」なる言葉を聞きました。
画面に映った風景の一部が、時間が経つにつれて変化していることに気が付くかどうか、
その部分を探すというもので、その時、脳が活性化するということを思い出しました。
アハ体験の時にもドーパミンが増えているんですね。
リタイア後は、すっかり刺激の少ない生活になりましたが(笑)、
時間を見つけては「旅」に出ています!
すると、その土地の美味しい物や、素晴らしい風景などに感動します!
たくさんの人との出会いもあり、旅は格好のアハ体験の現場!
「ときめき」がいっぱいです!
これからも脳内ドーパミンをいっぱい出して?
いつまでもイキイキ・・・としていたいものですね!(^_-)-☆