映画を観て、オカンは子供の思い出にふけり、さてオトンは?

夫のマシュウです。

「家族のありよう」というのは百人百様じゃないですが「百家百様」ともいえるくらい、

世の中にはいろんな家族の営みがあり、いろんな事情や悩みを抱え、

それを乗り越えて「今」があります(^^)/

映画のストーリー

よその家族の生きざまを覗き見て、自分の人生に置き換え、

生き方を考えさせられた・・・

それが今回観た映画「東京タワー~オカンとボクと、時々、オトン~」

きっかけは、すっかりハマってしまったテレビドラマと映画「深夜食堂」を手掛けた映画監督「松岡錠司さん」の作品を探していて行き着きました。

リリー・フランキーさんの半生をつづった自伝小説の映画化で、

2008年の日本アカデミー賞・最優秀賞作品賞受賞作品!

ストーリーは、酒癖の悪いオトンに愛想をつかして別れた?オカンが、

ボクを女手一つで育てるのですが、ボクはというと親元を離れ自由奔放な生活。

そして自立したボクはいつしか東京にオカンを呼びます。

自分の若い頃を思い出す

映画ファンの方には「何を今さら・・・旧作を」でしょうけど、

最近、夕飯後、映画鑑賞会を始めた私たち夫婦には新鮮でした😊

ちょうど自分たちが子供だったころから、現在までの時代や社会の流れを背景としているので感情移入しやすかったのかもしれません。

私は、子供時代と学生時代の「自分の若い頃」とを重ね合わせて観ています。

当時の自分はというと、

親元から離れたくて、遠くの大学に進ませてもらったけど、

実家は貧乏で仕送りは微々たるもの。

この映画のような親への無心こそしなかったけど、

学校の授業もそこそこに、アルバイトに精を出すのは当たり前。

当時の日本育英会はもちろん、出身地の町の奨学金や返済無用の奨学金など

いろんなところに申請してかき集めるようにもらえるものはもらおうと

奨学金のお世話になりました(^^)/

最初は、部屋代の安い学生寮生活。

タバコもマージャンも〇〇〇もやらなかったけど、お酒だけは親譲りで

夜な夜な大学近くの居酒屋に通っていたような記憶が・・・

田舎の両親は、まじめに勉強してると思っていたようですが、

妻アンとの出会いもこの頃でした💕(*´σー`)

妻が思い出したこと

こうして自分が昔の思い出にふけりながら観ていると、

妻は、子供を首都圏の大学に送り出した当時のことに思いを馳せているよう・・・

子供がサークル仲間との付き合いから覚えたタバコのこと。

学生マンションを引き払うとき、敷金没収の理由を聞くと、

管理会社から「部屋にタバコの臭いが染みついてお子さんはヘビースモーカーのよう」といわれ大ショック!💦

次のマンションも当時付き合っていた女性の感化か??汚部屋状態に!

ここも退室するときの改装費用が莫大にかかりました💦

子供がアルバイトをしていた料理屋に妻が訪ねたこともありました。

初めて、厨房で働いている子供の姿を見て、胸がいっぱいになってしまい、

ほとんど、ご飯に手を付けられなかったことも思い出したようです。

そんな子供でしたが、

先日、帰省した折、子供はキッチンのレンジフードのほこりまでチェックして、

「オレ、こういうところまで気になるんだよね」と妻にダメ出し!(@_@)

タバコも数年前にピッタリやめたし、部屋もきれいにしているようで、

私たちも「高い授業料」を払った甲斐?があったのでしょうかね(^_^;)

東京タワー

そういえば、私は数え切れないくらい仕事で東京に行っていたのに、

東京タワーは遠くから眺めるばかり!のぼったことがありませんでした。

妻はひとり旅のとき、何と「高所恐怖症」のクセに意を決してのぼったそうです。

さすがに体が震えたと言っていましたが・・・(笑)

そのとき、ひとりでも大丈夫なんだと自信を持ったようです!?(ほんとかな?)

子供にも聞いたら東京タワーにはまだのぼったことがないらしいです。

私も札幌在住が長いですけど、テレビ塔も最近やっとのぼったばかり!(笑)

いつでも行けると思っていると、なかなか行動に移せないものですね💦

親と子

今回の映画は「親と子のストーリー」でした。

妻も私も生い立ちはそれぞれですが、

良し悪しは別にして、親の背中を見て育ってきました。

子供にとって「親の存在」ほど大きいものはありません。

今は自分の背中を子供に見せているのかもしれません。

私たち夫婦が、これからどういう結末を迎えるか、

子供にとって「親孝行、したいときには親はなし」にならないように、

今度、上京したら、子供と東京タワーにでものぼってみようかな・・・

それとも、いまどきはスカイツリーかな?(笑)

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コメント

  1. 躁介 より:

    >初めて、厨房で働いている子供の姿を見て、胸がいっぱいになってしまい…
    娘が高校1年の夏休み、近くの焼肉店でアルバイトをしていることを家内から聞いていたので、仕事帰りに自転車でふと立ち寄って、店の外から中の様子を暫く窺っていたことがありました。なかなか娘は現れなかったので帰ろうとしたんですが、15分位してから、奥から出てきてテーブルを一生懸命に拭いている娘が見えて、外から大きく手を振ったところ、娘も暫くしてからやっと気が付いてくれたみたいで、笑いながら手を振り返してくれたことを思い出しました。自分の子が懸命に働いている真摯な姿を見られるとは思わなかったので今となっては貴重な想い出となっています。

    また、息子が大学時代、4人の子の家庭教師をしていたんですが、小学4年の男の子に算数を教えていて、試験の算数の結果が良かった時は、自分がそれまでずっと溜めていたポケモンのキラカードを褒美に与えて(その子も凄くやる気になった)いたことや、勉強が終わった後リビングで母親やその子の小さい妹らと談笑しながら、作って貰った唐揚げなどをご馳走になって美味しそうに頬張っていたことを、後日その子の母から聞いた時は息子らしいなと思うと共に、私や家内にはぶっきら棒で不愛想でも、他人に対しては上手く付き合っていたんだなぁ…と感心したものです。
    また、あまり成績の良くない私立高校1年の男の子を教えていて、「雑談しているだけで時給¥2,500も貰えるから止められない」みたいなこと言ってました。
    また、高校2年で大阪桐蔭高校の女子(親から京大か阪大しかダメと言われていた)には、時間外に本屋に連れて行って、必要な参考書・問題集を選んであげていたという話を後日母親から聞きました。息子自身、(勉強に必死に取り組んでくれる)中学3年か高校3年の受験生を教えたかったようです。
    また、医学部志望の浪人生から家庭教師の依頼があった時は、さすがに自分より年上の人を教える気にはなれなかったようで、丁重に断ったようです。
    ※いつもコメントは記事のテーマから外れて申し訳ありませんが、色々思い出させて貰い、ありがとうございます。

    • ともに白髪の生えるまで より:

      躁介さん、コメントありがとうございます。マシュウです。
      子供はいつまでも自分の子供じゃないんですね(^^)/
      外で、家族には見せない顔を見た時、大人になったなぁと実感します。
      こうやって親の庇護から巣立つんでしょうかね。

      躁介さん、こんにちは!アンです(*^-^*)
      娘さんのアルバイト姿はどんなに愛おしく
      躁介さんの目に映ったことでしょう。
      長い時を経ても
      決して色あせることのない思い出ですね(^^)
      息子さんは京大生でしたね。
      家庭教師をされていたのですか。
      教え子さんとの微笑ましいエピソードを聞かせて下さり
      ほのぼのとした気持ちになりました(^^)
      真面目な所はお父さんの躁介さん・・・
      優しい所はお母さん・・・
      お二人の良い所をしっかり受け継いだ
      子供さんであったことが伝わってきました(涙)
      ※のことですが、こちらこそブログを読んでくださり
      本当に嬉しく思っているんですよ(^^)
      テーマから外れる?なんて気にしないでくださいね。
      躁介さんのお話したいこと、どんどん書き込んで下さいね!
      365日、年中無休?でお待ちしていますよ~(笑)